こんにちは。
ゆうなデンタルクリニックです。
新緑が美しく、 春の息吹を感じる季節となりましたね。 4月になり就職・進学など、 新たな生活のスタートを切る方も 多いのではないでしょうか。
こういった生活環境の変化は、 知らず識らずのうちに 心身のストレスとなり 負担となってしまうことがあります。
そして、このストレスは 時にお口の環境にも 影響を与えることがあるのです。
そこで今回は、 「ストレスが歯に及ぼす悪影響」について お話しします。
ストレスによるお口への影響1 ドライマウス
皆さんは 「緊張した場面で口が渇く」 という経験を したことはありませんか?
これは精神的な緊張や ストレスにより、 一時的に「だ液の分泌量」が減ることで 生じる反応です。
このような緊張状態が長く続くと、 やがて慢性的に だ液の分泌が不足してしまいます。
これが「ドライマウス(口腔乾燥症)」 と呼ばれる症状です。
ドライマウスにより お口が渇いた状態が続くと、
だ液がお口の汚れを 清掃する効果が下がり、 プラークが付着しやすくなります。
その結果、 むし歯になるリスクが 上がってしまうのです。
ストレスによるお口への影響2 免疫力の低下
ストレスは 身体の免疫力を下げる原因のひとつで、さまざまな病気を 引き起こしやすくなります。
そして、お口も例外ではなく、 免疫力低下による悪影響が 及ぶことがあります。
これにより引き起こされる 症状のひとつが 歯周病です。
免疫力の低下により 歯周病菌への抵抗力が 落ちることで、 症状の悪化を招きやすくなります。
歯周病は自覚症状が少なく、 気づかぬまま放置してしまうことも 珍しくありません。
そのまま放置すると症状が進行し、 最悪の場合、 歯が抜けてしまうこともあります。
ストレスによるお口への影響3 歯ぎしりが強くなる
寝ているときの歯ぎしりも ストレスが原因によって 悪化することがあります。
そもそも歯ぎしりは ストレスを和らげるための 生理的な運動として 起こるとされています。
しかし、お口の中においては さまざまな病気や症状を 引き起こすリスクとなってしまいます。
歯ぎしりが強い状態が続くと 歯がすり減ったり、 折れたりすることがあります。
それだけでなく、 歯ぐきの損傷や顎関節症などを 引き起こす危険性もあるのです。
朝起きたときの顎の疲れや痛み、 歯のすり減りなどの 異変が見られたときは、 歯ぎしりが悪化している恐れがあり、注意が必要です。
健康への第一歩は 身体の不調に耳を傾けることから!
忙しい日々においては、 心身の小さな不調を 見過ごしてしまうことも あるかもしれません。
しかし、 小さな不調の積み重ねが 将来の大きな病気の 引き金になることもあります。
まずは日々のストレス解消に取り組み、 不調を予防することが大切です。
そして、お口周りで 気になる症状があれば、 早めに歯科への受診をおすすめします。
お口周りで心配なことがあれば お気兼ねなく当院にご相談ください!