こんにちは!
秋といえば、食欲の秋。
旬の食材が盛りだくさんで、
食欲をそそられますよね。
おいしそうな食べものを見ると
だ液が出てきますが、
実は、だ液が健康に欠かせない
非常に大切な役割を担っていることを
ご存じでしょうか。
今回は、だ液が少ないと起こる
さまざまなトラブルや
だ液の重要性について
解説していきます。
大変!その1:むし歯・歯周病・口臭のリスク
だ液が不足すると、
私たちのお口は
たちまちむし歯や歯周病、口臭の
リスクにさらされます。
なぜなら、だ液は食事のあと、
口内の食べかすや細菌を
洗い流すことで
歯周病や口臭から
体を守ってくれているからです。
また、カルシウムやリンなどの成分が
歯の再石灰化(酸で溶けた歯質を修復する作用)を促し、
むし歯の発生を抑えていきます。
さらに、
口内を潤して粘膜を保護したり、
細菌が産出した「酸」を中和したり
する働きも備わっています。
このように
もし、だ液がなかったら
あっという間にむし歯や歯周病になり
かなりひどい口臭を
発することになります。
だ液は、お口の環境を良好に保つうえで
なくてはならない存在なのです。
大変!その2:食事や会話への影響
だ液が少なくなると、
食事中に食べものが
喉につまりやすくなったり、
食事がおいしく感じられなくなったり
することがあります。
なぜなら、だ液には
食事の際に食べものを適度に湿らせて
飲み込みやすくしたり、
食べものの味を舌に運んで
味覚を感じやすくしたり
する働きがあるからです。
さらに、だ液は
舌の動きを滑らかにする役割も担っています。
だ液が少なくなると、
私たちは食事を楽しむことも、
言葉をスムーズに話すことも
難しくなるでしょう。
大変!その3:さまざまな病気の危険性
もし、だ液がなかったら、
胃もたれや消化不良、
さらに風邪・インフルエンザなどで
体調がすぐれない日が
増えるかもしれません。
だ液に含まれるアミラーゼという酵素は
食べものの消化・吸収を助け、
胃や腸を守っています。
また、だ液には
細菌やウイルスを防ぐ作用や、
がんや老化の原因となる活性酸素を減らす働きが
あります。
このように、だ液は
私たちの健康を維持するうえでも
欠かせない存在です。
こんな症状に要注意!歯科医院で定期的なチェックを
年齢を重ねるにつれて、
だ液の分泌量は
少なくなる傾向があります。
・お口の中がネバネバする
・食べものが飲み込みにくい
・舌がヒリヒリする/痛い
・会話がしづらい(話しにくい)
・食べものの味がわかりにくい
これらの項目に
多く当てはまる方は、
だ液の分泌が減少している
恐れがあります。
全身の健康を守るためにも、
心当たりがある方は
早めに歯科医院へ相談し、
症状の改善に努めましょう!