こんな症状ありませんか?
- 歯茎が下がってきた
- 歯茎が浮いてる気がする
- 歯が前に出てきているような気がする
- 口臭が気になる
- 歯茎が腫れている
- 歯磨き時に出血する
歯周内科治療とは
歯周内科治療は、歯周病の原因である歯周病菌を、薬を内服して除菌する治療法です。
歯周病の原因菌が特定されたのは実は最近のことで、21世紀に入ってから行なわれるようになった、新しい治療法です。
顕微鏡を使って、お口の中にどんな種類の歯周病菌が、どれくらいいるかを確認します。
あなたのお口にいる歯周病菌に合わせ、細菌を除去する内服薬と、カビ取りの歯みがき剤を使って歯周病菌を退治していきます。
歯周病とは
歯周病とは、歯垢(プラーク)や歯石を住処とする細菌が原因で発生するお口の中の感染症です。
この細菌(歯周病菌)が、歯周組織に様々な悪い影響を与えていきます。最初は歯肉に炎症を起こす程度ですが、そのうち出血を伴うようになり、進行し過ぎると歯を支える骨を溶かします。この骨はひたすら溶けていくばかりで、自分で再生することは一生ありません。そして最後には膿や痛みに悩まされ、やがて大切な歯が抜け落ちてしまうという恐ろしい病気です。
日本人が歯を失う原因のNO.1は歯周病
何故そうなってしまうのかと言うと、歯周病は痛み等の自覚症状が出にくいという理由があります。
実際、成人の実に8割が歯周病であると言われているにもかかわらず、ご自身が歯周病であると自覚されている方はほとんど少ないと思います。ご自身でも分かるような症状が出たころには、歯周病はかなり進行していると考えられます。
また、虫歯を治療して銀歯やセラミック、インプラントの人工物に変えたことで安心している方も多いようです。
歯周病の原因について
歯と歯肉の間には歯周ポケットという空間があります。そこへ歯垢や歯石が溜まると、歯周病の原因となる細菌が増えてしまいます。歯周病が進行していくと、これがどんどん深くなります。
深くなった歯周ポケットに入った歯垢や歯石は通常の歯磨きでは落とせません。こうなってしまうと、細菌が悪さをするには最高の環境です。歯垢が溜まり、細菌が増え、歯周ポケットが深くなっていく悪循環が生まれます。
歯周病の進行スピードは、この悪循環によりどんどん早くなっていきます。逆に言えばこの悪循環を止めることができれば、歯周病治療がスタートしていくと言えるのです。